吹奏楽のための行進曲。
1985年度笹川賞作曲賞吹奏楽曲部門第2位受賞。
川崎洋の詩による混声合唱曲。
1988年度笹川賞作曲賞合唱曲部門第3位受賞。
1993年度第14回ルイジ・ルッソロ国際電子・コンピューター音楽作曲コンクール入賞。
コメント:
私たち現代人は、忙しい現代社会の中で、自分を失っている。
自分自身を取り戻したい。
「精神異常」と呼ばれている人は、この願いを私たちよりも先に叶えている人たちである。なぜなら、彼らは常識から自由で、この自由によって自己実現を成し遂げているからである。これは、彼らは世間に染まっていないので、自分らしさを失わずに、人間らしい自然の姿を取り戻しているのだ。このようにして、あの精神的な混乱こそが正常であるという逆説は成り立つのである。彼ら特有のリズミカルな動きは、人間の原初的な快感を与えてくれる。
全曲は、単純さ表現するため、単音で作られている。
MIDIを通じてコンピューターによって制御されたシンセサイザーで演奏されている。すべての音は、1セント(1/100半音)単位で制御されている。これは一見複雑なようだが、人間にとっては、不確かな音高というのはかえって自然である。なぜなら、人は2度と同じ高さの音を歌うことはできないからである。
コンピューター: | EPSON PC-286LE |
MIDIアダプター: | Musical Plan RS-232C MIDI OUT Adapter |
シンセサイザー: | YAMAHA SY77 |
コンピュータープログラム: | Turbo C++を使ったオリジナルプログラム |
矢沢宰の詩による混声合唱とピアノのための曲集。
1995年矢沢宰の詩作曲公募合唱組曲部門一般分野優秀賞受賞。
1996年11月3日新潟県見附市・見附市文化ホールアルカディア大ホールにて、アルカディア混声合唱団・指揮 船橋洋介・ピアノ 金子洋子により初演
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