第12回

今日は、目黒高校の定期演奏会。
出しゃばりかなと思いながらも、ステリハに間に合う時間にパーシモンホールに向かう。
都立大学の駅を降りて、ふと、4年前の合唱祭の帰り道を思い出した。
いずれにしても、目黒高校の合唱祭や定期演奏会の思い出のいっぱい詰まった道だ。
ステリハが始まる。
出しゃばりかなと思いながら、ついつい口を出してしまう。
ごめんね、みんな。
演奏はすばらしいものだった。
細かいところまでよく練習されていて、きちんと演奏できていた。
指が回っている、というと、あまりいい意味に使われないが、でも、細かいところまで意識が行き届いた演奏は小気味いい。
サウンドもよく和音が構築されている。
OGの訓練のたまものだろうな、と感じた。
演出もよかった。
たくさんの人に会えた。
卒業した3年生の、1コ上の先輩が、4人(6人中)。
2コ上が6人(10人中)。
3コ上が7人(10人中)。
5コ上が2人(6人中、というべきかな?)。
私の赴任前の卒業生も一人。
そういえば、4コ上はいなかったなあ。
それだけ全部話しをした訳じゃないから、数え間違えもあるかも知れないけれど。
5コ上のクラリネットは、4年ぶりくらいで会ったんじゃないだろうか。
みんな懐かしかった。
そして、これだけ多くのOBOGさんたちに、いい意味で支えられているというのは、本当にすばらしいことだと思った。
パーシモンは、やっぱりすごいホールだ。
まだ新しいと言うこともあるけれど、響きがすばらしい。
そして、ホールのスタッフの方も、一緒になって演奏会を作ってくださる。
立ち位置を一緒に考えてくださったり、プロジェクタのセットを助けてくださったり。
去年はこうしていたよ、と、よく覚えていてくださっている。
最後に、スタッフの一人のが
「私、この春で異動なんです。常連の方にはお伝えしているんですが」
さびしいが、あちらにもそれくらいの思い入れがあってくださったなんて、本当にうれしかった。
もちろん、トラックは昨日の予告通り、いつもの方だった。
こちらにもずいぶん助けられているな。

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