鬱血性皮膚炎・難治性潰瘍

鬱血性皮膚炎とも難治性皮膚潰瘍とも呼ばれる病気にかかりました。

右足の、外側のくるぶしの下にできた皮膚の病気(傷)です。原因はわかりませんが、11月はじめ頃に右足のくるぶし下にできた、直径1センチにも満たない小さなひっかき傷のような傷が重症化しました。
12月末に、治らないなあと思って、かかりつけの皮膚科に向かったのですが、その日から年末年始の休診。そこで他の皮膚科に行けば良かったとあとで思いましたが、実際行ったら良かったかどうかわかりません。
年が明けて元日の夜に、右足全体が腫れたので、多摩総合医療センターのERに飛び込みました(1院目)。整形外科の医師による蜂窩織炎の診断で、抗生物質の点滴をしてもらい、飲み薬の抗生剤と鎮痛剤をもらいました。
飲み薬の切れる5日に、多摩医療の整形外科を受診、ここで実は、腫れの治療はしてもらったけど傷についての治療は特になかったことがわかり、多摩医療の皮膚科の受診を希望したけれど、かかりつけ医に行くように指示され、年末に閉まっていた医院に紹介状を書いてもらいました。
早速その日に受診(2院目)、それから1週間、治りもしない代わり悪化もしなかったのですが、2回目の受診で塗り薬が変わってから、だんだん痛みが出てきて、なぜか座っていることが苦痛になってきたので、どこか紹介状がなくてもかかれる大病院はないかと思って、関東中央病院(公立学校共済組合立だから、公立の教員は紹介状がいらない)を受診しました(3院目)。
ここで違う塗り薬をもらって、しばらく塗っていましたが、痛みは増すばかり。座っていることも、寝ていることも苦痛で、とにかくたって歩いていたい。夜も2時間おきくらいに起きてしばらく歩き回っては寝る、ということが続いていました。
たまたま持病でかかりつけ内科医を受診したら、土曜日の夜でしたがすぐに近所の救急にかかれと、紹介状を書いてもらいました。私が、待合室で座っていることができず、立ち歩いていたので、余計心配されたのだと思います。
小金井の小金井太陽病院という病院です(4院目)。その当直医が、杏林の心臓血管外科の医師で、とりあえず手当てしてもらいました。翌日(日曜日)も来るようにと言われ、手当てしてもらい、血行の悪いのが原因だからと、血行を良くするために弾性包帯を巻いてもらい、週明け、杏林大学病院の心臓血管外科を受診することになりました(5院目)。このころには、500円玉くらいに傷が大きくなっていました。
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杏林大学病院の心臓血管外科では、静脈瘤があるのではないかとエコーで診断しましたが、みつからず、皮膚科も受診することに。弾性包帯はめんどうだろうと、弾性ストッキングをはくことになりました。
杏林に通ってから最初のうちは肉が盛り上がってきて、治ってきたなと思っていましたが、だんだん変化が無くなってきました。次に起こるはずの、上皮化(皮膚の一番表面の部分が、傷の周りから生えてくる)ということが起こらないのです。また、弾性ストッキングがだんだんつらくなってきました。傷が余計に痛むのです。
そして、このころから突然出血する、という困った症状が起きて、多くに方にご迷惑をおかけしました。
杏林6回目くらいの受診で、上皮化のために違う薬を塗ったのですが、これが我慢できないくらい痛い。すぐに洗い流してもらい、また違う薬(偶然か、関東中央病院でもらったのと同じ薬)に変えたのですが、これも痛い。元の薬に戻してもらいましたが「薬が使えないなら入院するしかないね」と言われてしまいました。
その帰り道に、数日前からコンタクトを取っていた、足の静脈瘤専門の、お茶の水血管外科クリニックに電話。翌日の予約を取りました。(6院目)
その病院で、足の静脈瘤はないことを再確認。静脈瘤がないなら、こちらがいいよと紹介されていた、足の専門病院、下北沢病院の翌々日の予約を取りました。(7院目)
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下北沢病院では、足の血圧も測り、異常がないことがわかりましたが、上皮化のためにも足を締めることがたいせつ、でも弾性ストッキングははきにくいからと、弾性包帯を巻くことになりました。
2回目の受診では、やはり入院しかないかと言われたので、がんばって入浴時以外、常に弾性包帯を巻くようにしたところ、3回目の受診ではやっと「治りかけている。傷の管理がきちんとできているから、このまま外来で」を言ってもらえました。
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それから、目に見えて上皮化が起こり、1日に1mmくらいずつ直径が小さくなっていきました。
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小さくなり始めてから約1ヶ月後、傷は点ほどの大きさになりました。
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このページは、shigetaが2017年5月 7日 22:55に書いたブログ記事です。

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