2020年1月アーカイブ

macOSが不調

ずっと使い続けてきたmacOS(この時点でMojave)が、不調になった。CatalinaがリリースされてもMojaveを使っていたのは、FinaleがなかなかCatalinaに対応してくれなかったから。
どんな不調かというと、


  • Thunderbirdが起動しない。

  • AirDropが使えない。

  • プリンターが使えない。(プリンタードライバが選択できない)


AirDropは使えなくても代替がありますが、Thunderbirdが使えないとメールの整理が非常に困るし、プリンターが使えないのではまともな作業ができません。

普通に考えて、まず、OSのアップデート。Mojaveのバージョンの中でのアップデートを考えました。実際、2つくらいアップデートがあったので、当ててみましたが、効果無し。

次に考えたのが、Mojaveの上書きインストール
これをしてみましたが、上書きインストールがエラーになります。曰く、現行のMojaveのファイルの中に、消去できないファイルがあると。

しかたがないので、それならと、Catalinaへのバージョンアップを考えました。それには、Finaleの問題を解決しなければなりません。問い合わせたところ、「一部の環境ですが、反復記号などの一部の記号が文字反復記号のリスト上で表示されないなど不具合が確認されております。
問題が起こらない環境もある為、ご利用の環境では発生しない可能性もございます。」とのこと。
また、対応バージョンについては英語版で
https://www.makemusic.com/
からダウンロードできるとのことだったので、思い切ってCatalinaにアップデートすることにしました。
さて、実行。
ところが、言われてみればやはりというか。現行のMojaveのファイルの中に、消去できないファイルがあると。
しかたがない。再起動。
できない。
OSが起動しない。

しかたがない。
リカバリーモード(というのかな)からディスクユーティリティーは動いたので、起動ディスクを消去してから、Mojaveを再インストール。
データは別ディスクだし、それもDropBoxやOneDriveにバックアップがあるので、それほど悩まずに消去しました。
そしてMojaveの再インストールに成功。
アプリケーションはすべて起動ディスクに入っていましたが、基本的にネットからダウンロードで再建。
ただし、


  1. Finaleのライセンス認証

  2. Thunderbirdのプロファイル

  3. VirtualBoxの仮想ディスクイメージ


これらもデータじゃないので起動ディスクに入っていました。それらをなんとかしなければなりません。

Finaleは、これを参考に、消えてしまったディスクのライセンス認証の削除を依頼。翌日には削除してもらえました。
Thunderbirdは、メールアカウントのソフトへの登録から再スタート。面倒なのは、迷惑メールの再学習。はしから迷惑メール指定をしていったら、だんだん学習してくれました。
難関は、VirtualBox。なんと言っても、Windowsを消してしまったのですから。
Windows10のインストールディスクのディスクイメージは、マイクロソフトのサイトから割と簡単に入手。VirtualBoxで新規仮想マシンを作った後、最初に起動するときに、このisoディスクを指定すればWindowsのインストールは完了。
Windowsのプロダクトキーは、某A社の通販から格安のものを。格安すぎて心配でしたが、きちんと認証しました。

さあ、ここに来て、一息ついたら、「ディスク容量がほとんどありません」と警告が。
そんなはずはない。
ディスクユーティリティーで確認。
確かに、「その他のボリューム」という謎のディスクスペースが、起動ディスクの大半を占めていて、残りはわずか。
こうなったら、もう、どうしようもないので、Appleの電話サポートです。

どうやら、「その他のボリューム」というのは、いったんCatalinaをインストールしようとしたときに作られたものではないかと。Catalinaでは、Mojaveと違って、データ用のボリュームというのをOS用ボリュームと別に作るらしく、その残骸だろうと。
もういちど、ディスク全体を消去する必要があるとのこと。
しかたがないので、Finaleのライセンス認証を解除、ThunderbirdのプロファイルとVirtualBoxの仮想ディスクイメージを別ディスクに待避。
そこから、ディスクユーティリティーで、「表示」から「すべてのデバイスを表示」を選んでおいて、起動ディスク全体を消去。その上で、インターネットデータからCatalinaをインストール。
インストールして、「その他のボリューム」がないことを確認するまで、電話サポートの方が延々とサポートし続けてくださいました。
インストール後、もう一度各種アプリケーションをインストール。でも、2回目はずいぶん楽です。
ThunderbirdのプロファイルとVirtualBoxの仮想ディスクイメージは、元あった場所にコピーしたら、きちんとアプリケーションから認識しました。

さて、最後に、VirtualBox上のWindows10に、一太郎をインストールします。問題は、一太郎がいささか古いこと。ジャストシステムのショップサイト、Just MyShopで、ログインしてダウンロードしようとするのですが、もうダウンロードできないと言われてしまいました。
念のためディスクの中を探すと、その一太郎をインストールするためのアプリのファイルが残っていました。起動してみると、ちゃんと動いてくれて、なんとどうやらインストールファイルの実体をサイトからダウンロードしてくれているみたい。ファイル自体はまだ残っていたのですね。

ということで、長い顛末になりましたが、Macが復活しました。経費は、Windows10のプロダクトキー代ですみました。

CatalinaでAtokを使うとき

とりあえず、AtokをCatalinaで使うとき、必要なアップデート。

Q macOS Catalina環境で、入力メニューの一覧のATOKの入力モードを変更できない

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